アジアイトトンボの羽化(その1)(屋外メダカ水槽から)
4月中旬、玄関先のメダカ水槽から、ベージュ色の小さなトンボがヒラヒラと舞い上がり屋根の上に消えて行くのを偶然目撃しました。
その後の4/22、お昼前のこと、メダカに”お昼ごはん”をやろうと、かがみ込むと、この前目にしたのと同じベージュ色の小型のイトトンボが、水槽に生えたナガバオモダカの茎にとまっているのを見つけました。
すぐ傍に抜け殻がありますから、今朝、ここで羽化した個体です。それにしてもこれまで見かけない”顔”です。
とりあえずこの個体を撮ってから家の中に戻り、10分くらい経ってからまた出てみると、近くから別の個体がヒラヒラ飛んで、駐車場のポリカーボネー屋根の内側にぶつかり、結局その支柱にぶら下がってとまりました。
2匹目がいたのです。そこで水槽を見ると、やはり別の株の茎に、抜け殻がありました。こちらには全く気が付きませんでした。
それからまた15分くらい経って、最初に見つけた個体の様子を撮ろうとカメラを近づけると、嫌がって逃げるように位置を変えていましたが、
ほどなく、俊敏な飛び方ではなく、こちらもカゲロウが飛ぶような感じでヒラヒラと舞い上がり、玄関先のライラックまで飛んで行き、葉の上で休んでいました。
その後しばらくして姿は見えなくなりました。
参考までに抜け殻を撮っておこうと、あらためてメダカ水槽を覗いてみたとき、偶然、別のトンボのヤゴが泥をかぶったまま浮いてきたのを見つけました。
メダカ水槽には色々なトンボが住み着いている様子です。
上の写真ではわかりませんが、このイトトンボのヤゴ(尾端のエラを含む大きさは17mm)尾端に三枚の鰓が付いている特徴的な形態をしています。これは翌日観察、確認することができました。(→続報)
また、この時点では、このベージュ色のイトトンボが何者かわからなかったのですが、翌々日、アジアイトトンボであることがわかりました。
羽化して間もない時には、ベージュ色で体色が現れず、時間が経って素早く飛翔出来るようになった時には、固有のきれいな色になっているということを知りました。
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