オヤブジラミ(雄藪虱)
どうでもいい目立たない雑草ですが、クロハネシロヒゲナガが花の蜜を求めてやってきていたので記録のため項を改めてUPしました。
オヤブジラミ(雄藪虱)(セリ科ヤブジラミ属):
ヤブジラミとよく似ていて、野原や道端などしばしば同じ環境に混生している2年草の、オヤブジラミです。
堤防では、クロハネシロヒゲナガの飛んでいたネズミ麦などの茂みの中に生えていました。(再掲)
またそれ以外の荒地などにも、この時期よく見かけます。
セリ科植物に多く見られる複散形花序の先に、白い小さな花をたくさん付けますが、ヤブジラミとの違いは(オヤブジラミの方が)、花弁の縁が赤い、花期がヤブジラミの5~7月に対して1月ほど早い4~5月、
またオヤブジラミは花柄が3出してから、さらに5~8に分岐しますが、ヤブジラミは最初から、一度に5~8に分岐します。
なお、実にはカギ爪状の硬い刺毛がたくさん生えていて、“ヒッツキモチ”になって、シラミのように服などにつくことから、この名がつけられたということです。
この時期、近くで目にするのはほとんどこのオヤブジラミばかりで、ヤブジラミは見かけません。少し後になるなら、たぶん雑草刈り取り作業でいっせいに駆られて見られないでしょうか。
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