アジアイトトンボ
図書館に行く時、遠回りになりますが、夏は草ぼうぼうになる”裏道に”、雑草の茂みがあります。トンボの生息環境としては良い環境です。これから夏にかけて色々なトンボが見られるようになります。
この草むらに、4月下旬からイトトンボが飛んでいました。
先日、この遠回り道を通った際に、時間つぶしして、目についたイトトンボを撮ってきました。
何種類かいたのですが、撮れたのはアジアイトトンボの雌・雄だけです。
なお、アオモンイトトンボとアジアイトトンボは雌雄ともに外観が大変良く似ていて、その場で見ただけでは区别できませんが、あとで写真を見て、(アオモンイトトンボの♂は腹部の第8腹節が青いのに対し)、アジアイトトンボは第9腹節が青い、ということから、アジアイトトンボと判断しました。
アジアイトトンボ♂の個体1:
”豊かな自然環境”で発生したのに、長く伸びた腹部が、何故か第6と7節のところで横に「くの字」に曲がったしまったオスが最初に目に止まりました。こんなことがあるのですね。
同じ草むらに飛び交っていた、やや色は薄い橙色のメスの個体1です。同じところにいたので単純にアジアイトトンボ、としました。
そして次に見つけたのは、先程のメスより色の濃い個体。若いメスは橙色が濃いそうですから、まだ若いメスなのでしょう。
何か咥えているようで、肉眼でははっきりしなかったのですが、写真を拡大してみたら、ハナアブを捕獲していたようです。それで、しばらくじっとしていたのでした。
近寄りすぎて逃げられましたが、追っかけで、近くの別の草に止まったところを再び”慎重に”接近。
一度、来るな!と翅を広げ、腹節の先をうえに反らせて睨まれましたので、そこでストップ。あとはズーミングで。
喰うもの、喰われるもの、そしてまた、これら小型のイトトンボは、大型のイトトンボに捕食されているのを見たことがあります。それが自然なのですね。
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