山地の花(2)ウマノアシガタ、キジムシロ、ミツバツチグリ、ヤマブキ
5月下旬、山地/高原の草原に咲いていた、ありふれた黄色い花です。
●ウマノアシガタ(キンポウゲ):
日当たりのよい高原の草地に咲いていました。黄色の花弁の表面に光沢があり、光を受けると反射してよく目立つのですが、あいにくの曇天で光っていません。
●キジムシロ:
茎が地面を這うように四方に張り出して丸いムシロ(座布団)のようになり、キジが座る、というのでこの名前ということです。平地の草原にも生えている雑草です。
小葉は5~9枚あり、先端の3枚がその下につく葉より大きいのが特徴です。
●ミツバツチグリ:
キジムシロにもよく似ていますし、ヘビイチゴ、オヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、ツルキンバイ等、ともよくにていて、どうでもいいや、という気になりますが、”冷静に”観察すれば識別できるということです。(→http://homepage3.nifty.com/shiro/mitubatutiguri.html )
花がそっくりのキジムシロは5~9小葉なのに対して、ミツバツチグリは、名前の通り、小葉は3枚です。
冷静に観察する能力のないものは、案内板を見よ、ということで、正直のところ、案内板に名前と”小葉3枚があり~”の解説と写真がありましたので記録したのです。(^-^;
●ヤマブキ:
林縁斜面に大株がありました。遠くからも真っ黄色が鮮やかでした。
古くから(八重咲きの)山吹と、太田道灌の逸話、「七重八重 花は咲けども山吹の
みの一つだに無きぞ悲しき」、で有名です。
なお、確かに八重咲きの山吹には実が出来ませんが、一重咲きの山吹には実が成ります。
開花期は4~5月。
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