ノシメトンボ、アキアカネ
今年も半分が終わりになりました。このところの外出には熱中症予防対策が必須です。
そしてトンボの季節です。身近に見られるトンボの数も種類も多くなりました。
ノシメトンボ:
翅の先端部分が黒いトンボで、時期になると毎日、屋外のメダカ水槽まわりにやってきます。
ファミリアーなトンボで、近寄ってもすぐに逃げたりしません。どうかすると、とまって広げている翅の端を、指先でヒョイと掴まえることが出来るほどです。
アキアカネ大発生:
曇天ながら朝から気温が上がって蒸し暑くなった先日、田んぼ道に行くと、アキアカネが一匹、枯れ草にとまっていました。逃げられないように少し遠くから撮影。そしてすぐ飛んで地面に下りたところでもう1枚。
その先の草地まで行くと、今度は3~4匹が飛んでいました。再度追っかけで撮影成功、と喜んだものです。
そしてさらに先に行くと、なんと特定の田んぼの稲叢に、まるでトンボをばらまいたように、多数のアキアカネが群がっている光景に出会いました。
少し目をこらして観察すると、その田んぼにだけ、一面にトンボの姿がありました。先に見かけたものはここからまわりに飛んでいったものなのでしょう。
農道の反対側にも、また周囲前後の田んぼにもそのような状況はありませんから、その田んぼで、一斉に羽化したと推測せざるを得ないのですが、しかしそんなことがどうして起こったのか理解のしようもありません。
こんなことは初めてです。
なお、よく似ているナツアカネとアキアカネの区別ですが、胸の3本線の黒斑で、黒い線の真ん中が途中で切れて平らになっているのがナツアカネ、黒い線の先端がとがっているのがアキアカネということです。拡大写真で見て、アキアカネ、としました。
この時期はまだ橙色ですが、秋になるにしたがって赤く色がついて、ナツアカネとともに”赤とんぼ”になるのです。