カントウマムシグサ
マムシグサの仲間では、”全身緑色”をしたカントウマムシグサです。5月下旬、標高1500mほどの林道沿い林縁の所々に生えていました。
偽茎にマムシのような茶褐色のまだら模様がありますのでマムシ草。
秋にはトウモロコシのような形をした赤い実がついて棒立ちになり、よく目立ちます。有毒で鳥も食べないようですが。
(参考):昔、山中でお目にかかったことのあるマムシ様です。似てますね。
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コメント
kinさん、コメントありがとうございます。遅れた返事ですみません。仏縁苞、植物学的に、どのような機能と目的をもって、このような形を選んだのか、興味あるところです。
近くの里山公園などでもマムシ注意の立て看板がところどころありますが、実際には見かけることはほとんどありません。やはり減っているのか、人間を避けてもっと奥に引っ越ししたのかわかりませんが。だいたい、近所では蛇を見かけることが少なくなりました。
投稿: クロメダカ | 2011年6月23日 (木) 09時45分
ハクナマタタさん、コメントありがとうございました。留守して返事が遅れました。
全身緑色のマムシ草は関東地方に多い、ということでカントウの名前がついた、と手元の図鑑には書いてありましたが、富山でも見かけました。おっしゃるとおり、仏炎苞は濃紫色ストライプのほうが迫力がありますね。
投稿: クロメダカ | 2011年6月23日 (木) 09時35分
なぜこんな形になっている必要性があるのか不思議です。動物ならともかくとして植物なのに・・・。
マムシ、すごく近くで撮られていますね。
シマヘビや青大将ならまだしもマムシはやっぱり怖いです。
投稿: kin | 2011年6月19日 (日) 15時11分
山道にはスミレがよく咲いています。種類が多いようなので、花に詳しい同行の人に問うてもよく判りません。きれいだから良しとして眺めているだけの無精ものです。
そういえば、ヒメオドリコソウはよく見かけますね。草むらでたまに見る紫蘇みたいなものが在来種のオドリコソウなのですかね。
カントウマムシグサは立ち姿がよく目立ちますね。鎌首をもたげた姿から「マムシ」を拝命したと思っていましたが、偽茎の模様が似ているのがその由来なのでしょうか?
それにしても、足元をつぶさに眺めた事は無く、筍の皮みたいな印象でした。
仏炎包が青紫でストライプ模様のマムシグサの方が、迫力があり毒蛇的な雰囲気を漂わせていますが、「カントウ」は分布が関東に偏っているのでしょうか?
それと、ニュージーランドでよく似た包の食虫植物を見ました。マムシグサも虫を食べるのでしょうか?・・・風貌からしてそうあって欲しいのですが。
より存在感を増すのは秋の姿ですね。赤い果実は暗い林のなかでひときわ目立ちます。白雪姫は魔女の毒リンゴでなく、この美味しそうな実を食べたのだと想います。
投稿: ハクナマタタ | 2011年6月19日 (日) 10時41分