ササグモ
庭のクモ仲間ササグモです。ハナグモ、ネコハエトリ同様、網は張らず、歩きまわって獲物を捉えます。4月から6月はじめ、庭木の葉の上、雑草の茎、そして干してあった青いゴム手袋の上にいた(多分別々の)個体です。
トゲだらけの歩脚と8個の目がなんとも奇妙な印象です。長い足のおかげか、走るのも跳躍も、動きは俊敏そのものです。
トゲだらけの足が絡まることなく動く様子は高速ビデオでなければ記録できないのでしょうね。見たいものですが。
ササグモ:
♂:9mm ♀:10~11mm。網を張らず徘徊性で歩き回って餌を捕るササグモ科に属するクモの一種。外形は緑色を帯び、足が細長く、鋭い針状の毛がまばらにはえている。
頭胸部は楕円形で、前はやや盛り上がる。眼はそれほど大きく発達せず、二眼ずつ四列に並んでいるように見える。
腹部は細い卵形で後ろはややとがるが、雌の方が雄よりやや大きく、雄の方がやや細身。体色はやや白っぽい色に、頭胸部、腹部ともに褐色の縦筋が入る。
通常、草や樹木の枝や葉の上を徘徊して、小昆虫類の獲物を捕らえる。運動は活発で、足が速い。跳躍も巧みで、よく餌に飛びつくようにして捕らえる。卵は半球形の卵嚢にして、葉を巻いた中にくっつける。
分布:本州、四国、九州。 出現時期: 4~8月。
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