ニイニイゼミの羽化(2011/夏)(続)
ニイニイゼミの羽化が進行している夜の公園の植樹林。まだ数はすくないものの、別の樹にもポツポツと、抜け殻が残っています。
そして、一つ、地面から1mほどの高さにまだ乾ききっていない抜け殻がありました。
そしてそのすぐ上を、ゆっくりと登っていく羽化が完成したばかりのニイニイゼミの姿がありました。
所々にコケ類が付着した樹皮の色彩模様にすっかり溶け込んだニイニイゼミの迷彩服なら、暗がりでたむろしている間抜けな野良猫たちに狙われることもないでしょう。
別の木の幹では、地表から2mほどのところ、懐中電灯の光の中に、動きを止めた幼虫がいました。
撮影後、拡大してみると、背中に割線が出来ていて、2カ所から体液がにじみ出しているのがわかりました。羽化が始まる直前だったようです。お邪魔はしませんでした。
所々から樹液が浸みだしているクヌギには常連のガやカナブンなどが訪れていました。
暑い夏の夜景の一コマ。
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