ヤマモモ
昨日は、幸いなことに予報よりも穏やかな天気で過ぎ、今朝はひんやりとした空気に包まれた台風一過のスタートになりました。
さて、少し時期遅れになりましたが、ありふれた生活ゾーンの風景です。
十数年前、遊歩道として整備された時に植えられた数本のヤマモモが大きくなって、今シーズンはこれまで見たことがなかったほど大量の実が成りました。
そして6月中旬頃から、赤黒く熟した実が石造りのベンチ周りに落ちるようになり、7月初旬には辺り一面に散らばっていました。
夜間照明もあって、地域のお年寄りや子供達が日常的に利用する遊歩道ですが、ほとんどの人は無関心です。
落ちたものを拾って口に入れてはいけません、ということなのでしょうか、通路に落ちた実を踏みつぶして通り過ぎていきます。
踏みつぶされたものは腐敗もしないで、通り過ぎる時、エステル様の香気さえ漂うほどでした。
通行の邪魔にならないように下枝はすべて切除されていますから、大人でも手が届くところに実がなくて採れない、ということでもあるのでしょうか。
2,3個拾って食べてみると、大きめの種がありますが、甘酸っぱくて美味しいものでした。
※ヤマモモ:
山地に自生するヤマモモ科の常緑樹。雌雄異株のため、結実には雄木が必要。
街路樹として公園や街路にもよく植えられている。花期は3~4月、数珠つなぎに小さな赤色の花をつけ、6月になると黒赤色の実が成る。
果実は甘酸っぱく、食べてよく、またジャムや果実酒にも利用できる。
| 固定リンク
「植物」カテゴリの記事
- 雑記(クリスマスローズ開花ほか)(2021.03.07)
- レンギョウ、ギンヨウアカシア(2021.03.05)
- 三寒四温で進む春(2021.03.03)
- 2月は逃げる/カワヅザクラ開花はじまる(2021.02.28)
- ツバキ開花 (2021.02.26)