北欧3カ国(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)の旅(その6/完)
8日目:
前日夕刻、ノルウェー/オスロ港から乗船したDFDSシーウェイズのクルーズ船で、朝、デンマーク/コペンハーゲン港に到着。
午前;コペンハーゲン市内観光(約2時間)。
デンマークは、童話作家アンデルセンを生んだ北欧南端のおとぎの国、またヴァイキングの代名詞デーン人の国。
①人魚姫の像:
まずアンデルセンの童話代表作「人魚姫」をモチーフに作られた人魚姫の像を見学。像は1913年にエドワード・エリクセンの制作。
下半身は魚ではなく、足があり、足先がヒレになっています。
②冬の王宮アマリエンボー宮殿広場見学:
あいにく時おり小雨模様の中でしたが、クマの毛皮の帽子をかぶった衛兵交代式が行われる王室の居城がある広場を見学。
アマリエンボー(アメリエンボー)宮殿は冬の王宮で、8角形の広場の全周に4棟のロココ調の建物が配置されています。
1794年に当時の宮殿だったクリスチャンボー城が炎上したため、4人の貴族のマンションを宮殿としたのだそうです。
宮殿の屋根に国旗が掲げられていれば、女王陛下が在宮とのこと。
またクリスチャン8世宮殿は、アメリエンボー博物館として公開されています。
③ニューハウン地区の見学。
17世紀に新しい港として造られた街で、カラフルな木造建築が建ち並び、ボートが運河に浮かぶ景観はデンマークの象徴ということです。
そしてアンデルセンはこの街を愛し、ここに3度も住居を構えて創作活動に励んだという。
ニューハウンの街並みをボートから見学する運河ツアーもあって、あいにくの雨の中でしたが、運行されているようでした。(見学後、市内を移動、オスロ中央駅(写真最下段左)をみながら、ホテル(最下段右)に入り昼食。)
午後;フレデリクスボー城観光。
エスロム湖の島に建つ壮麗なお城。カールスベア財団によって再建され、国立歴史博物館として公開されています。
17世紀の装飾、説経壇、パイプオルガンがそのまま残る礼拝堂は見物です。
また礼拝堂の壁には世界各国王室の華麗な紋章(エンブレム)が飾られていますが、「菊の御紋」(明仁親王のエンブレム)もありました。
(コペンハーゲン泊)
9日目:
午前08:35、コペンハーゲン発。空路(ミュンヘン乗り継ぎ)帰国の途へ。
(機中泊)
10日目:午前10時15分、成田着。着いてみればやはり猛暑の中でした。
締めくくり:
インターネットはどこにいても全世界がリアルタイムで見られる情報源。せめて短い旅行中くらいは日常的な些事から逃れたいと思いつつも、目の前にパソコンがあるとつい手を出してしまいます。
そして、しみじみ感じた旅の最後の所感です。
それは、”国家と個人の長い歴史と文化経験の中で築きあげられたて確固たるものになった「国家観に立脚した市民主義」”の強靱さと、そして、なかなかごたごたが収まらず、変わりようのない、「国家観の乏しい市民主義」の間には、越えがたい”違い”があるな、という感慨です。
(完)
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