盛夏のクヌギ林、樹液に集まる蝶②アカボシゴマダラ
月遅れのアップになりました。写真は7月下旬撮影のものです。
アカボシゴマダラ:
前翅長40~53mmとひときわ大きく、後翅に赤班列がある大きなタテハチョウです。
ゴマダラチョウの割り込みも、また他の蝶や昆虫、オオスズメバチさえ意に介する様子がなく、”堂々”と樹液を吸っていました。
アカボシゴマダラは、黒白のごまだら模様で、後翅に赤班列がある大きなタテハチョウです。
ゴマダラチョウに似ていますが、後翅の赤紋列で容易に識別できます。
もともとは奄美諸島のみで見られたものだそうですが、近年、中国から持ち込まれたと思われる別亜種が、関東(神奈川、東京、埼玉)で繁殖し、分布を広げているということです。
今回初めて、一頭、しかも1回限り、公園のクヌギの樹液を、他のチョウや昆虫に混じって吸汁している姿を観察したのですが、その後は見かけることはありません。
現在「要注意外来生物」に指定されています。
生態系に悪影響を及ぼすことがないようにしたいものです。
大きさ:前翅長40~53mm、出現時期:4~10月、分布:本州(関東)・九州(奄美)。
なお、幼虫の食草は、関東ではエノキ、奄美ではクワノハエノキ(リュウキュウエノキ)。
(続く)
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