雑草の草むらにも秋の気配(イヌゴマ、カラスウリのつぼみ、クサノオウ、カントウヨメナ、ガガイモの花)
昨日は38℃になったかと思うと、今日は朝からひんやりとした雨で、しおれそうになっていた彼岸花が開花しました。お天気はままなりません。
しばらく前に撮った雑草の草むらにも秋の気配が忍び寄っていました。
イヌゴマ:
湿り気のある堤防斜面の雑草の中から茎を立ち上げて、先端に花穂をつくり、淡い桃色の唇形花をつけます。
四角形の茎に下向きのトゲがたくさんあり、ざらざらしています。長い地下茎を伸ばして広がっていきます。
カラスウリのつぼみ:
暑い夏の夕刻から、一夜限りの白いレース模様の花をひらいて楽しませてくれたカラスウリ。
もう終わりの季節になりました。秋には黄橙色に熟した実がぶら下がり、また違った風情があります。
クサノオウ:
毛深い植物です。ケシ科の植物で、茎や葉を傷つけるとオレンジ色の汁が出て、皮膚に付くとかぶれることがあります。花も終わりに近くなりました。
カントウヨメナ:
ごく淡い紫色の早秋の花。舌状花は淡い紫色で、中心部の管状花は黄色。ハナバチなどの小さな昆虫たちが、蜜や花粉を求めてやってきます。(写真の花は色飛びして白くなってしまいました。)
ガガイモの花:
毛深く小さい花が咲きました。花径は約1cmほどしかありません。ガガイモの花には 大きな花の両性花と小さな花の雄花とがあり、その区別は 蕊柱の大きさと底部の隙間とでわかるそうです。
その詳しい識別方について学術文献もありますが私は承知していません。
この小さな花の様子からは、花後に大きな袋果(長さ 8~10cm の船形)が出来るとは、なかなか想像できません。
花は多数つきますが、実る袋果の数は相対的にはずいぶん少ないようです。
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