田んぼの雑草(ミズワラビ、アメリカアゼナ、ヒメシロアサザ)
稲穂が垂れ下がるようになった水田の畦際に雑草が大きくなっています。
ミズワラビ:
その代表的なものの一つがミズワラビ。水性のシダ植物、1年草で、よく育つ地域では、昔は採取して食用にしたこともあるそうですが、現在は単なるお邪魔虫の雑草で抜き捨てられます。
ただし全般的には農薬や環境変化で激減していて、他の水田雑草とともにその姿を見ることは少なくなっています。
生育に伴ってその草姿が大きく変化するのも特徴です。
なお、観賞用の水槽栽培植物(流通名:ウォータースプライト)として、ホームセンターなどで販売もされています。
ヒメシロアサザ:
8月中旬、花が開いたのを見つけました。花径数ミリメートルのとても小さな白い花ですが、拡大してみるとそれなりに魅力的です。
こちらも観察できることは非常にまれになりました。絶滅の危機が増大している種になっているようです。
毎年同じところで同じように見られるという状況はありません。ただ、環境条件さえよければ、猛烈に繁殖するようですから、農家にとってはやはり困りものの浮葉性多年草です。
アメリカアゼナ:
在来のアゼナにかわって急速に勢力を拡大した外来のアゼナ類で、どこの田んぼにも普通に見られる北アメリカ原産の1年草です。
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