野のキノコを食べる
秋たけなわ、野山はキノコのベストシーズンです。そして素人はむろん、専門家でさえ野生のキノコによる食中毒については要注意です。
そのような折から、野のキノコの専門家が催された”野のキノコを食べる会”に、初めて参加させてもらいました。
もとよりキノコについてずぶの素人。専門家によるキノコ料理の蘊蓄はうわのそら、ただめずらしく、そして美味しく、”花より団子”で、頂いてきました。
後から、もう少しメモも写真も撮っておいたら良かったと思えども、あとのまつり。
10数品目のメニューでした。すべて専門家が採取されたそれぞれのメニューに適した野性のキノコが調理されて入っています。(採取場所は”企業機密!”)、(テーブルの写真はその一部で、まだ”おあずけ”状態です)
専門家が山で採取されたキノコの解説用現物見本の一部。
タマゴタケ:
①タマゴタケ:(テングタケ科テングタケ属)
傘は赤~橙赤色で周辺部に条線があります。ひだは黄色。また柄は中空で、黄色と橙色のダンダラ模様、上部に橙色の”つば”があり、基部に白色の“つぼ”がある中~大型のキノコ。
テングタケ科のキノコは大半が毒キノコですが、タマゴタケは派手な色合いをしているにも関わらず、無毒で食用になり、味が良いキノコ。
夏から秋に、針葉樹・広葉樹林の地上に発生する。
天ぷら、お吸い物、キノコご飯、酢の物,etc.
②オオツガタケ:(フウセンタケ科フウセンタケ属)
傘は4~8cm、はじめ丸山形、のち開き中高扁平、扁平。表面は湿っているときは粘性があり、橙褐色から茶褐色。ひだは白色のち黄褐色。くきは高さ6~10cm、白色で綿毛状のささくれがあります。
秋に、マツ、ツガなどの針葉樹林に発生。
:炒め物、鍋物などにあいます。
③オオムレフウセンタケ(大黒しめじ):(キシメジ科シメジ属)
傘は2~8cm、なめらか。ヒダは白~淡黄色。つばはなし。柄の高さ3~9cm。味の代表格で、特有の苦味があるが、甘くておいしいきのこ。
秋にコナラ林、雑木林に発生する菌根菌。
シチュー、てんぷら、すき焼き、粕漬け、など。
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