晩秋、オオカマキリとコカマキリ
晩秋、暖かい日は妙に暖かく,冷え込むときはかなり冷え込み、気温の日間変動が大きくなっているようです。
山地では、紅葉もドングリも、冬近し、と告げているようでした。
●オオカマキリ:
風のない日当たりは結構、暖かで、高齢のオオカマキリが最後の日光浴を楽しんでいる風情でした。
●コカマキリ:
しかし冷え込んで晴れた日中も気温が上がらない園地では、冷たい石畳の上で動きがすっかり鈍くなったコカマキリが、もはや幽玄の世界におもむかんとする風情で、開いてしまった翅もたためない様子でした。
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コメント
先般、新聞記事で,一番幸せな県、ランキングトップは御地 福井県、ワースト3には,常連の我が埼玉県、がありました。埼玉県民は、災害も少なく住みやすい,といっていますが・・・。
そんなことはどうでも良いですが,どんどん時間が過ぎていきますね。貴ブログを拝見すると,”よりもの”が少ないそうですが、楽しみが早くやってくるように期待しています。それにしても当方などには思いもよらない色々な物がやってくるのですね。
投稿: クロメダカ | 2011年11月18日 (金) 20時35分
お久しぶりです。
カマキリ、小首?をかしげてじっと止まっているのを見るのは面白いですね。バッタのようにあまり逃げ回ったりせず、どうかすると威嚇したりもして。
最初の写真・・・楽しいですね。
ドングリは浜辺にも漂着したのがたくさん落ちています。
投稿: kin | 2011年11月18日 (金) 19時50分
カマキリ界からはいまだ、「喪中につき新年のご挨拶は欠礼します」、と、便りはありませんが、人間界からはもう、二桁になりそうな勢いで、葉書が届く時節になりました。
いつになるか脳天気には分かりませんが、少なくとも自分でご挨拶の葉書を投函することはないから、いいのですが、近いのか、少しは猶予があるのか。人間もそれなりに因果な生き物ですねえ。
投稿: クロメダカ | 2011年11月18日 (金) 18時55分
ほろ酔いの鬼さん、それともウサギさん・山羊さんでしょうか? 造形の妙ですね。先日の顔隠古道、いや戸隠古道でも似たようなお面を見ましたが・・・。それに眉毛は蒼々として若いですね。元気いっぱいの姿です。
それにしても、晩秋の老カマキリさんの姿には、生きとし生きるものの定めを感じてしまいます。
背を丸め気味に老紳士が、(かっては隆とした)今の時代には流行遅れの背広をだらしなく着こなして歩く姿には、思わず眼を伏せてしまうこの頃です。・・・(洋服ダンスの現役時代の古いスーツを処分しなければ!)
「尾羽打ち枯らす」とは違う「老い」の現実・・・カマキリだけでなく、人間にもやってくるのですね。
投稿: ハクナマタタ | 2011年11月18日 (金) 10時40分