ベッコウバエ、コガタスズメバチ
夏の間、樹液がたくさん出て昆虫が集まっていたいた公園のクヌギでしたが、さすがにこの時期は少ないようです。
それでも雨降りの数日後、樹皮の割れ目のお湿りに少数ながら姿を見せたものがありました。
その一つがベッコウバエです。さすがに動きは鈍く、傍に近寄ってもすぐに逃げるようなことはありません。
近づきすぎたところで、日の当たる木の根元に飛んでいきました。
ベッコウバエ(ベッコウバエ科)は、全身べっ甲色(褐色)で、胸部背に黒縦条があり、翅には片側5個の黒色斑があります。
オスは腹部が赤褐色で黄色い毛が生えています。雌の腹部は暗色です。林の中で生活し、クヌギ、コナラなどの樹液によく来ています。またキノコや動物の糞などにも集まる大きなハエの仲間です。大きさ15~20mm。出現時期は5~11月、分布は日本各地。
同じクヌギの別の場所に陣取っていたのはオオスズメバチ コガタスズメバチです。夏には近づく昆虫はすべて追い払い、樹液を独占していましたが、さすがにもう終末期のオオスズメバチ コガタスズメバチにはそのような勢いはありません。
カメラがくっつきそうになるほど近づいても、襲って来るようなそぶりはありません。12月には姿を消して、残るのは女王バチだけになります。
※記事訂正:
写真のオオスズメバチは誤りで、コガタスズメバチに訂正しました。
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