ノボロギクとベニバナボロギク
稲刈りが終わった後に長く伸びた2番穂が鋤き込まれずに残っていた田んぼは、,晩秋の頃まで緑一面緑の田園風景だったのですが、さすがにこの時期になると一面の枯れ草色になりました。
それでも、散歩コースには、春を告げる野の花”だった”タンポポはもちろん、ホトケノザや、青いお椀のようなオオイヌノフグリの花などもポチポチと開花していて、こんな事象も温暖化のためなんだろうな、と思う昨今です。
ノボロギク:
そんなことには関係なく、昔から年中花を開き、綿毛の種を飛ばしている小柄のノボロギクは、何もない散歩コースでは、いつでも間に合う埋め草の写真になります。
こちらは、ヨーロッパ原産の帰化植物1年草。
明治始めに帰化し、農道端や畑地などに年中普通に生育しています。葉はシュンギクに似た形でやわらかです。
総苞片の先端が黒紫になり、三角形の模様に見えるのは特徴の1つです。
若い葉を摘んで天ぷらにしたり、塩ひとつかみと共に茹でておひたしにして食べるとくせがなく、結構、美味しいです。かすかに春菊の香りがするような気がします。
一株採取しておひたしに。ただし、昨今は”各種汚染”がいわれますから、山野草もほどほどに。
ベニバナボロギク:
今月初め、関西ではじめてベニバナボロギクにお目にかかりました。同じボロ仲間ですが、ベニバナさんはアフリカ原産の帰化植物で、大柄です。
お世話になりながら、襤褸(ボロ)、というのもどうかと思わないではありませんが、身近で見かけることはありません。
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