シャリンバイ
シャリンバイ(バラ科):
町裏の遊歩道に植栽されているシャリンバイに黒紫色に熟した果実がたくさん付いています。
初夏には枝先にたくさんの白い花を上向きにつけていました。一見ブルーベリーに似て美味しそうな果実ですが、
中に大きな種が入っていて、ほとんど果肉はなく、一粒囓ってみましたが、味も素っ気もないものでした。
実をシャリンバイ酒にして楽しむ愛好家もある、ということですので、ためしに10数粒の実に35mlほどの焼酎をくわえて1月ほど置き、”シャリンバイ酒”にしてみました。
実の熟度や”品質”にもよるのでしょうが、「試作品」は赤紫というよりコーヒー色で、好みが分かれそうな特有の香りがあり、味は今ひとつ、というところでした。
果実は鳥に食べられて分布を広げていきます。時々キジバトがやってくるのを見かけます。
シャリンバイは本来、暖地の海岸に生える樹木だそうですが、大気汚染や強い刈り込みによく耐えるので、公園や街路、庭園などで必ずといっていいほどよく植えられている常緑低木です。
花期は5~6月、花径10~15mm。果期は10~11月で、実径は大きなもので1cm前後。
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