北海道流氷ツアー(2012/2) 【その1】
2月も最終日、往生際の悪い冬将軍が、未明から湿った雪を連れてやってきました。周りは冬の名残の雪化粧です。
先日(2012年2.月下旬)、初めての流氷観光ツアー(2泊3日)に行ってきました。セールスポイントは、①冬の小樽散策、②層雲峡(氷瀑まつり)、③冬季限定観光列車「流氷ノロッコ号」乗車、④流氷砕氷船「おーろら号」と⑤「ガリンコ号」乗船の5点セットです。
寒い寒いとぼやきながら、遊びとなれば別。本当にいい加減なものですが。
1日目:
成田空港【7:30発】 ✈ 旭川空港==①【小樽、自由散策/自由昼食、120分】==層雲峡温泉。夕食後②【層雲峡氷瀑まつり】: 層雲峡温泉(泊)
2日目:
層雲峡温泉==紋別港③【ドリルで流氷を砕く砕氷船「ガリンコ号」乗船約60分、流氷見学:】、(下船後、昼食)==網走==知床ウトロ温泉。夕食後、”知床ファンタジア2012”(オプション)鑑賞。 知床ウトロ温泉(泊)
3日目:
知床ウトロ温泉==知床斜里駅- -④【流氷ノロッコ号・列車約60分】- -網走駅==網走港⑤【流氷砕氷船「おーろら号」に乗船、周遊約60分、流氷、オジロワシなど野生動物見学】、下船後昼食==網走==旭川空港 ✈ 成田空港【19:30着】
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オホーツクの流氷の海には天然記念物のオオワシ・オジロワシが舞い、流氷に乗ったアザラシの姿があり、また氷の下には”氷の妖精クリオネ”が泳ぐ大自然の世界。
しかしそれは好天の時だけの話。厳冬期のオホーツクの海は、ネコと共に一人で番屋を守る彦市の世界に象徴されている。(「オホーツク老人」戸川幸夫【著】、ランダムハウス講談社刊)
流氷が誕生するのは北海道から約1,000km離れたロシアのアムール河の河口付近。淡水の小さな結晶(氷晶)が生まれ、その小さな氷晶が冷たい海で氷板になり、さらに風に吹かれ海流に乗って、しだいに成長しながら硬く厚い流氷となってオホーツク海沿岸に押し寄せる。
そして知床半島にぶつかって沿岸に寄って来るため、知床は流氷に出会える確率が最も高い地域だそうだ。
例年は1月中旬から3月中旬頃が見頃とされたが、この流氷も地球温暖化の影響を受けて年々見られる日にちも短くなっているようだ。
と、いうのが出かける前の予備知識と前置き。
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流氷ツアーの記録です。
1日目:
成田空港(7:30発) ✈ 旭川空港(9:15着)==①【小樽、自由散策/自由昼食、120分】==層雲峡温泉。夕食後②【層雲峡氷瀑まつり】:
成田空港(7:30発) ✈
出発の朝から雨。(天気予報は旅行中3日間とも雨~曇り~雪)
旭川空港からバスで①【小樽、自由散策/自由昼食、120分】への往路、(そして小樽から層雲峡温泉までの復路)街中の景観や、高速道路で特に雪が多いという旭川~岩見沢あたり一帯は、この冬”想定外”という大雪に見舞われていました。
大屋根の雪下ろしも、当然命綱をつけて安全確保のうえでの作業風景。道路の除雪も大変そうで、道中、随所で除雪車が大活躍。
冬の小樽市内散策:
小樽運河。当日、市内の日中温度は4℃の表示が出ていました。意外に暖かかったようです。
層雲峡温泉到着、夕食後:
夜の層雲峡氷瀑まつりへ
オブジェは地元ボランティアの皆さんの手によるもの。石狩川の水をポンプで汲み上げ、木組みの構築物に吹きかけて凍らせ作られた巨大なオブジェが建ち並んでいました。
氷の構造物にカラー照明が照射されて、小雪の舞う夜空に浮かび上がる様はなかなかの見物でした。
当日夜の気温は氷点下6℃と、事前に聞いていたより”暖かく”、着過ぎて汗ばんだほどでした。
層雲峡温泉泊
(続く)
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