アカメガシワ(冬芽と葉痕/維管束痕)
通りがかりに覗いた散歩コースのアカメガシワの冬芽です。毎年登場する定番です。
用水路沿いの道端や空き地に自生しています。冬芽の動きはゆっくりです。
一年枝は太くて、星状毛が密生しています。冬芽(頂芽)は、灰色~褐色の裸芽で、星状毛が密生した大きなもので、葉脈のシワが見えます。(なお側芽は小さく、ほぼ球形。)
葉痕は、円形に近いハート型で隆起しています。維管束痕はU~O字形に並んでいます。
アカメガシワ(赤芽槲)トウダイグサ科:
落葉高木。雌雄異種。名前の通り、新芽、稚葉は赤色で、成葉はその昔、この葉に食物を載せて柏の代用としたほど大きくなります。
新芽の赤色は、葉の表面の色ではなく、新葉に緻密に生えている赤い星状毛によるもので、葉が大きくなると星状毛の間隔が広がり、また脱落することによって次第に地の緑色になります。
秋に紫黒色に熟した種は偏円形でしわがあり、堅くて美味しそうに見えませんが、キジバトやムクドリがやってきて食べています。
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