オオバンとカイツブリ
先日のことです。潜水は決して得意ではない大柄なオオバンが、のんびりと独り暮らしを楽しんで(?)いた縄張りに、ちん入者が現れました。
すぐ目の前に浮かんだのは潜水名人で、ちびのカイツブリです。
真っ黒けのオオバンをちらと見やりながら、”ハイ、前をごめんなさいよ”、と、その先へ。
無関心を装いながらも、”あのちび、ホントによく潜るな”と、横目で見ていた隙に、ドボン。
晩秋以来、1羽だけ用水路に姿を見せてから現在まで、あまり場所も移動しないで暮らしていたオオバンです。
観察した限り、いつも1羽でした。独り暮らしは寂しいだろ、と思うのですが、気楽なのかも・・・
オオバン(クイナ科):
東北地方北部以北では夏鳥、それより南では留鳥もしくは冬鳥、とされています。当地の用水路で姿を見るのは冬の間が主ですが、近隣で、もう少し生息環境の良い広い蓮池などでは通年姿が見られるので、留鳥でしょうか。
人の姿を見るとゆっくり泳いで遠ざかりますが、じっと見守っているとほどなく戻ってきますので、さほど警戒心は強くないのでしょう。
コガモなどは、人を見ると”一目散に”飛んで逃げますが、バンが飛ぶ姿は一度も見たことがありません。
足趾についている水掻きで泳ぎながら、流れにある水草の葉や岸辺の種子などを採食し、また潜水もして浅い川床の植物の茎等を食べているようです。水辺の昆虫、貝、甲殻類なども捕食するそうです。
やがて繁殖期になりますが、ほどなく仲間がいる地域に移動して行くことでしょう。
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