白化オオイヌノフグリとタチイヌノフグリ
堤防の草原では 春先にいち早く生えてきた小型の雑草に覆い被さるように、大型の雑草が勢いを増しています。そして周囲を大型雑草に囲まれてきた小型雑草類は埋もれて日照を奪われないように精一杯、草丈を延ばして背伸びしています。
一方、同じ時期の田んぼ沿い農道やあぜ道では、田植え前の準備作業として散布された除草剤によって、春先から生えていた小型の雑草は既に枯れ死して姿を消したり、茶色に変色、枯れ始めたりしています。
そんな畦道に、除草剤に耐えて生き延びて、白化した花をつけたオオイヌノフグリの一叢が残っていました。
なお、本種にはごく稀にシロバナが見つかることがあり、シロバナオオイヌノフグリと呼ばれることがあります。
だいぶ前に出かけた先で一度だけ、不確かですが、そうではないかと思う事例を目にしたことがありました。
除草剤に無縁の草原では、元気よく大きく花茎を延ばし、鈴なりの”シンボル果実”をつけていたオオイヌノフグリです。
タチイヌノフグリ:
オオイヌノフグリと同じ環境に、少し時期が遅れてタチイヌノフグリが混生しています。どちらもひどい名前ですが、一度聞いたら直ぐ名前が覚えられる利点はあります。
花はタチイヌノフグリの方がかなり小さいですが、花色は濃い青色です。オオイヌノフグリ同様、めしべに花粉がつくと花弁がぽろっとはずれる性質があります。
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