春の野草:ショウジョウバカマ、セントウソウ
ショウジョウバカマ(猩々袴)(ユリ科ショウジョウバカマ属):
平地の林床に植えられていた株です。山地で雪の残る風景に似合う植物なのですが。
本種は垂直分布域が広く、人里近くの田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで、やや湿った場所に生える常緑多年草。
葉は根本から多数出てロゼット状に広がり、形はやや広い線形でなめらかで、光沢があります。
花茎はその中から出て高さは10~20cm、先端に横向きに花が付きます。花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいます。
花期は低地では3~4月、雪渓が残るような高山では6~7月になります。分布は日本各地。
セントウソウ(仙洞草)(セリ科):
山地林床に自生したものと,移植された株です。
山地の林内に生える多年草で、高さ10~30cm、葉は1~3回3出羽状複葉で、小葉は卵形や3角形、小葉や切れ込みの形は多様です。
複散形花序に白色のとても小さな花をつけます。目立たないひそやかな野草です。
花期は3~5月、分布は日本各地。
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