ヒシバッタ(ハラヒシバッタ)(そのⅠ)
ヒシバッタ(ハラヒシバッタ):
枯れ草の堆積した草地で何かがピョント跳んで、また枯れ草の間に飛び込んだのをのぞき込んで見つけました。
ペアのようです。
直ぐそのあとに見失いましたが、別の個体がコンクリート階段の上に跳んだのを見つけて追っかけ。
暇人でなければ出来ません。
ヒシバッタです。大きさは9mmほど。一対の黒い斑紋がありました。
ヒシバッタは体長は5~10mm足らずの小さなバッタです。上から見た翅の形がひし形をしているのでこの名前。
庭の片隅や草原など、どこにでもごく普通に生息していて、珍しいバッタではありませんが、地表にいても体色が保護色になり、小さいこともあって、視界の中でピョンと跳ばない限り、まず気がつきません。
草地を踏んで歩くと、ピョンと跳ねて、たまたま裸地に下りるとヒシバッタとわかりますが、近寄ると直ぐに跳びはねて地面の色に紛れて見失います。
一般的には体色は灰褐色で、黒い斑紋が前翅に1対ありますが、体色や斑紋の形には変異が多く、無紋の個体も見られます。
生態は地上性で、植物の葉や腐り始めた落ち葉などを食べています。数種類のヒシバッタがいるそうですが、その分類はとてもむずかしいとのこと。
出現時期は4~10月、分布は日本各地。
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