ザゼンソウとミズバショウ
●ザゼンソウ(サトイモ科):
山地で見かけました。自生株のようです。既に葉が伸び出していましたので開花は早かったようです。
ザゼンソウは山地の湿地に生える悪臭のある多年草。高さ10~20cm。花は小さく、暗赤褐色の仏焔苞に包まれた楕円体の肉穂花序に付きます。
黄色に目立つのは4本のおしべです。
葉には長い柄があり円心形。花は悪臭があることも手伝って、見た目の印象も今ひとつ。
●ミズバショウ(サトイモ科)
山里の湿地で、移植栽培されているもののようでした。そのせいか、開花も早いです。
ミズバショウは尾瀬の人気者でしょう。湿原や山地の湿地に群落をつくって生える多年草で、地下に太い根茎があり、葉に先立って高さ10~30cmの花序を出します。
上部は卵状楕円形で尖った真っ白な仏炎苞に包まれ、花は棒状の花軸上に密生する淡緑色の両性花です。
葉は楕円形で軟らかく、花後、長さ約80cm、幅30cmほどに大きくなります。
富栄養化で巨大化しているものも見かけたことがあります。そうなると興ざめです。
花期は4~7月。分布は北海道、本州(中部地方以北)
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