トウダイグサ
早春、裸地に近い田んぼ沿いの道端や日当たりの良い畦にトウダイグサが地面に貼り付くようにだらしなく伸びた茎を広げていました。
今頃は茎の先端付近が分岐して立ち上がり、黄緑色の総苞葉が出てきて目立つようになりました。
茎をちぎると白い乳汁が出てきます。乳汁にはユーフォルビン(Euphorbine)などの刺激性成分が含まれていて、触れるとかぶれますので草取り時は要注意です。
総苞葉は葉が変形したもので、その総苞葉に包まれるようにして、小さな黄緑色の花序が付きます。見た目はきれいです。
この花序は一つの小さな花のように見えますが、拡大してみるとけっこう複雑です。雄花数個と雌花1個が集まった花序はトウダイグサ特有の形態で、「杯状花序」と呼ばれるものです。
余談ながら、なまえの「トウダイ」は灯台ではなく、明かりとして使った灯架のこと。
| 固定リンク
「植物」カテゴリの記事
- 雑記(クリスマスローズ開花ほか)(2021.03.07)
- レンギョウ、ギンヨウアカシア(2021.03.05)
- 三寒四温で進む春(2021.03.03)
- 2月は逃げる/カワヅザクラ開花はじまる(2021.02.28)
- ツバキ開花 (2021.02.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント