ハルトラノオ
自然植物園の片隅に一株、咲いているのを見つけました。写真が上方からしか撮れない所だったので、全体の様子が伝えられません。草丈は10cmほどの小さなものです。
タデ科植物で、あまり見栄えのするものではありませんが、自然に自生(群生)しているものならまた違う感じ方をするかも知れません。
ハルトラノオ(春虎の尾)(タデ科イブキトラノオ属):
山地の木陰や木漏れ日があたる砂礫地に生える多年草。総状花序に白色の花を密に付け、この様子を虎の尾になぞらえたもの。
地下には長く太い根茎があります。根生葉は卵形から卵円形で、長い柄があります。
茎の高さは10㎝前後になり、1-2枚の茎葉をつけます。茎の先端に長さ15~35mmの花序が付きます。なお花に花弁はなく、白色花弁状の萼が5深裂していて、長さは2~3mmになります。
萼より長い雄しべが8個あり、糸状の花柱が3個あります。花期は4~5月。日本固有種で、分布は本州、四国、九州。
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