金環日食2012.5.21 ①前置き
鹿児島から福島までの、およそ8000万人の人は見られるという世紀の天体ショー・金環日食。
太陽の前を月が横切ると太陽が月によって隠される部分ができますが、これが日食で、月の見かけの大きさが太陽よりも小さい場合、太陽の中に月がすっぽり入り、太陽がリング状に輝いて見える、これが金環日食。
[関東]で前回、金環日食が見られたのは173年前、次に見られるのは300年後とも言われています。(『彩の国だより』No.496から引用)
予行演習:2012.5.19、天気快晴。太陽撮影。黒点も見えました。
そして、当地の本日天気予報は『曇り』で、あらためて日本の天気予報の正確さを認識したのです。
午前6時過ぎ、カメラ2台持って、誰もいない田んぼ道へ。
薄曇りです。しかし十分明るい太陽です。観測用グラスをつけて1台のカメラをセット、試し撮り。
撮影予定概略時間:
①食の始まり 6:20
②金環食の始まり 7:32
③金環食最大 7:35
④金環食の終わり 7:37
⑤食の終わり 9:02
何とかいけそう。しかし、です、食の始まる直前から厚い雲が・・・。そしてそれでも食の初めのシーンは何度か雲が薄くなる時があって撮影のチャンスがありましたが、肝心の金環食の時間帯はすっかり厚い雲に覆われて、肉眼で、太陽のある位置が白く見えるだけの状態になってしまいました。(観測グラスでは、真っ暗で何も見えません)
幸か不幸か、厚い雲がフィルターになって金環食の画像は、観測グラスも、カメラのフィルターも不要で、そのままもう1台のコンデジで写真が撮れました。
(なお念のため注記します。当然のことですが、肉眼で直接、太陽は見ない様にして、デジカメのモニターを上から見下ろすようにセットし、モニターに見える白い光の塊を確認しながら撮影しました。)
期待された美しい整った金環ではなく、ふやけた太ウドンを”輪っか”にしたようなもの。
まあ、今生の、冥土の土産にはこれでも十分と、一人納得した世紀の天体ショー・フィーバーも終りになりました。(画像はクリックで拡大します)
前後の画像は次のページに(おざなりですが)記録しました。
(次ページに続く)
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