ヒバリ、セッカ
●ヒバリ(スズメ目ヒバリ科):
早春の草原一番乗りで、雑草が芽吹きはじめた3月の原っぱから、囀りながら天空高く舞い上がった揚げひばり。
ひとしきり縄張り宣言を終えると、まだ枯れ草の多い草地に降りて、草の種などをついばんでいましたが、
以来、変わらず、大きな声で囀りながら舞い上がり、そして舞い降り、元気のシンボルのようです。
そして今は背丈の低い雑草の草原で巣作り、餌採り、子育てに忙しい繁殖のシーズンです。
もう巣立ちして、大きな声を上げ、いつまでも餌をねだっている幼鳥らしい姿も見られます。(写真は別々の個体です)
大きな囀り声はオオヨシキリの声よりましでしょう。大きさ17cm、留鳥。
●セッカ(ウグイス科)
ヨシの茂みもある広い草原で、”やかましい鳥”のご三家は、オオヨシキリ、ヒバリ、そしてセッカ。
当地では冬の間セッカの声は聞かれませんが、春以降には、遊水地や水田の広がる草地に住みついて、その小さな体に似合わず(雄は)大きな声で、ヒッヒッヒッと鳴きながら上昇し、ジャッジャッと鳴きながら下降する“さえずり飛翔”を繰り返しています。
飛び続けて、なかなか撮れないセッカです。
降りてきて、また飛び立つまでは囀ることはないようです。 シャッターチャンスは偶然を期待するしかありません。これまで撮れたのは2回(2個体)だけでした。
大きさ13cmほどで、スズメ(14~15cm)より小さく、体の上面は黄褐色で、白い眉斑が目立ちます。
降りて来る時はたいてい突っ込むように草むらに降りて、草から草へすばやく移動しながら昆虫やクモを捕らえているようです。
本州中部以南にすむ留鳥で、中部以北ものは秋冬になると南部に移動します。(漂鳥)
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