トウキョウダルマガエル
給水配管システムが整備された近郊の大規模水田地域です。
早苗が伸びはじめた初夏の田んぼにトウキョウダルマガエルの“親子”の姿がみられます。
この時期はふらりと田んぼに降りてくるサギ類に捕食されています。
田んぼまわりのトウキョウダルマガエル。逃げ足は速いのですが・・・
稲作シーズン中は干上がる心配のない給水蛇口ピットに、たくさんのオタマジャクシが浮かんでいました。やがて田んぼ中に分散していきます。
よく見るとドジョウの稚魚の姿もありました。ピットにはアメリカザリガニも潜んでいて、オタマジャクシも稚魚も、餌食にもされているでしょう。
無事にカエルになっても、秋の稲刈りシーズンには大挙してやってくるカエル目当てのサギの餌になってしまいます。また一帯の水田は収穫後には乾田化されるためカエルには住みにくい世界になって生息数が減ってしまったのでしょう。
トウキョウダルマガエルは、大きさも形もトノサマガエルによく似ています。その違いは、詳しい人にはすぐわかるそうですが、素人には分かりません。
ただ、従来は両者の生息分布域について、トウキョウダルマガエルは本州の仙台平野から関東平野にかけて、トノサマガエルは関西と、ほぼ生息域が別れているとされていましたが、最近では両者は混在しているという報告も優勢になっているそうです。
良く分かりませんので、トウキョウダルマガエル、としました。
トウキョウダルマガエル:
平地の水辺に生息。繁殖は4月下旬から7月、水田や浅い池、沼、河川敷の水たまりなど。
体長は、♂約60mm、♀約67mm 、分布 は仙台平野、関東平野、新潟県中部・南部、長野県北部・中部。
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