キュウリグサ、開花から結実
まだ裸地の多い早春、ロゼット状にひろがった若苗からごく短い花序を立ち上げ、水色の小さな花をつけたキュウリグサ。
花序は最初サソリの尾のように(サソリ型/巻散花序)くるりと巻いていますが、やがて季節が進むにつれて、まわりに競合する背丈の高い雑草に負けないようにと花序を伸ばしていきます。
花序が細い針金のように伸びきった今頃には、下部についた花は結実し、茶色に熟したところから順に、一つの花に4個ずつできる小さなピラミッドのような形の種を播き散らしていきます。
たまたまルーペで見ていた数mmの小さな花の一つに、何者か分かりませんが、幼虫らしきものが潜り込んで蠢いているのに気がつきました。
肉眼では気がつかないところにも、小さな生き物のいろいろな営みがあるのですね。
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