ナガヒラタムシ
ナガヒラタムシ(ナガヒラタムシ科):
いつ、どこからやってきたのか見当もつきませんが、リビングで、掛け時計直下の壁に貼りついているのを見つけました。
大分昔にも見たことがあって、ナガヒラタムシと分かりました。プラスチック容器を下に受けてから、触ると予想通りポタッと容器の中に落ちました。
触覚は長く伸ばしたまま、脚は体側に添って縮めたままで、かなり長時間、ぴくりとも動きません。(画像はクリックで拡大します)
ずっと放置しておくとそろそろと脚を伸ばしはじめ、やがて動き出しますが、また少し刺激を受けると再び長い間”固まって”しまいます。
体長は計測したところ約11mmでした。
ナガヒラタムシは、甲虫の仲間ではもっとも原始的な昆虫の一つと考えられています。体は細長く、体長は9~17mm、両側平行。
触角は長く糸状で11節。但し基部から2つめの節は小さく丸っこいので、一見すると11節あるようには見えません。
それにしてもぴかぴか光るつぶらな瞳です。
上翅に点刻列があり、斑紋はなく、前胸中央隆起の両脇がくぼんでいます。また前胸背板の前角が鋭角です。
幼虫は朽木を食べています。成虫は枯れ木などに見られ、一度触れると脚を折りたたみ、長時間じっとしています。
灯火にも飛来するため、屋内で発見することもあります。出現時期は6~8月、分布は日本各地。
それにしても”死んだ真似”する昆虫はけっこういますね。
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