ノビル
ノビル(ユリ科ネギ属):
ノビルは畑地周辺や土手でなどで、丈の低い草が生えているところによく自生していますが、なぜか今シーズンは今まであまり見かけなかった道端の草むらで、背丈がのびた雑草に混じって群生しているのが目立ちます。
まっすぐ立ち上がる花茎は60cmほどにも伸びて、先端に一個だけ花序(散形花序)をつけます。
花は長さ数ミリメートルの楕円形花弁の6弁花で、白または薄紫を帯びています。花柄はやや長めです。
なお、花には種子ができることはまれで、代わりに花序には小さな球根のような珠芽(ムカゴ)をつけることが多く、ムカゴがたくさん集まると、表面に突起のあるボールのようになります。
よく知られているように、地下に小さなラッキョウほどの鱗茎(球根)があり、食用になりますが、地下5~10cmにできるため、”収穫”するには、茎を引っぱると茎だけ抜けることが多く、スコップなどで掘り起こすのが確実です。
分布は日本各地。
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