ヒメマルカツオブシムシ
ヒメマルカツオブシムシは、どこにでも普通に見られるカツオブシムシ科の小さな昆虫です。
花にもよく飛んできます。5~6月、庭のカラーやバラの開花期になると、花粉や蜜を求めてどこからともなくやってきて、,カラーの白い苞と黄色の肉穂の隙間に潜んでいたり、バラの花弁のまわりをうろついているのを目撃します。
見つけしだい、飛んで逃げられないよう、殺虫剤スプレーで駆除していますが、この時期しばらくは要注意です。
合成繊維の衣類が多くなってからあまり気にしなくなりましたが、昔はウールや絹などの天然繊維衣類保存中、ナフタリンなど防虫剤を入れ忘れたり、なくなったりしていたスーツやセーターなどに孔を開けられて悔しい思いをしたことがあります。その加害犯がヒメマルカツオブシムシの幼虫なのです。
幼虫は一冬の間、羊毛や絹、毛皮などの衣料品類、また鰹節などの乾物食品なども食害して成長します。
成虫は無害ですが、よく飛び、また産卵する危険性がありますから、室内に侵入されないように注意して駆除することが必要です。
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