コメツキムシの仲間、梅雨時の花
アカヒゲヒラタコメツキ(コメツキムシ科):
晴れた日、メダカ産卵用の水草ホテイアオイを入れてあった庭先のポリバケツに浮いていました。
どこからか落ちてきたようです。拾い上げて葉に載せると、触覚を折りたたみ足もすくめて仰向けになったまま死んだふり(擬死行動)。
しばらくするともぞもぞ動き出して胸・腹の関節をくの字に曲げてから、胸を下にたたきつけるようにして、はっきり聞こえる”パチン”という音を立てて跳ねあがり、再び水面に落ちて浮かび、もがきます。
また拾い上げて今度は玄関先に置くと、やはり”固まって“仰向けに。そしてしばらくするとやっぱりモゾモゾ、パチンで”腹部を下にした体勢で着地して、這っていきます。なかなかの運動神経です。
体長測定、と様子の観察に協力してもらいました。体長は17.5mmでした。全体に平たく、暗褐色で黒い光沢があり、粗く短毛が生えています。肢と触角は赤褐色で、前胸部の側面後方は長く突出しています。
観察後、庭に”釈放”、物陰に消えていきました。草や低木の上などに住む種類が多く、石の下に住むものもいます。出現時期は5~8月、分布は本州・四国・九州 。
種類不明のコメツキムシ仲間:
別の日、草原に大きくなり出したブタクサの葉の上にいました。少しアングルを変えて撮ろうと触れたら、ポロリ、と草むらに落下して見失いました。別の種類のようでしたが、写真1枚で、種類は分かりません。
しとしと降りの梅雨の合間をぬって、無聊の慰みになる花々が開いています。(順にアジサイ、ヘメロカリス、ドクダミ、ジュリア、ロイヤルハイネス)。
空梅雨も困りますが、気まぐれな土砂降りだけはごめん被りたいものです。
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