アカスジキンカメムシ(2)
普通のカメムシの背は、三角形の小楯板と、左右の前翅がはっきり分かれて見えますが、アカスジキンカメムシの背は、小楯板で亀の甲のようにすっぽり覆われていて、前翅は付け根からその先の革質部がわずかにのぞいていますが、続く膜質の大部分は小楯板の下に隠れています。
この確認のため、迷惑だったと思うのですが、しばし撮影に協力してもらってから、お別れしました。
1)あらためて全体の様子を。
背中は亀の甲のように大きな小楯板ですっぽり覆われています。
2)前翅の付け根から少し先さきまでの革質部分が、”亀の甲”から少しだけはみ出して見えていますが、膜質など主要部分は隠れています。
3)ほんの一瞬、飛び立つ準備をするかのように、”亀の甲”の両脇から前翅が(後翅も)、ぱっと繰り出されましたが、飛び立つことはなく、元のように、小楯板の下に納められてしまいました。
”こうなっているぞ”、と教えてくれたのでしょうか。
4)お尻から。
たたみ込まれた前翅膜質の黒い先端部が”亀の甲”からわずかにのぞいて見えます。
5)最後に、透明プラスチック板に這ってもらって、裏返しにして腹側から1枚。
この後、元気よく飛び立っていきました。なお、直接手で触ったりしていませんから、臭いにおいを放つカメムシかどうか体験していません。
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