ムーアシロホシテントウ
ムーアシロホシテントウ(テントウムシ科):
白星紋のある小さなテントウムシです。大木の根元の窪みにいるところを、はじめてお目にかかりました。
そのままでは様子が分からなかったので、一度明るいところに連れ出して撮影後、元の場所にお帰りいただきました。
チョコチョコと歩き回って動いている時にはなかなか撮れません。触ると”固まって、亀のように頭を透明な”前胸背板”の中に引っ込めてしまいますので、その状態の写真ばかりになりました。
奥からのぞいているような表情が何とも愛らしい印象でした。(迷惑なことで、怒っていたのでしょうが・・・)
体長は4~5mm。オレンジの地色に白い斑紋のあるシロホシテントウの仲間で、「シロホシテントウ」とよく似ていますが、本種には前胸背板に4つの白斑が並んでいることで識別できます。
地色のオレンジ色の濃淡には個体差があるそうです。白色紋の数は18個あります。(前胸背板に4個、上翅片側に2-2-2-1の7個、(上翅で×2=14個)
キイロテントウとともに、植物に寄生するウドンコ病菌などの菌類を食べる益虫とされています。幼虫も同様。
出現時期 は4~10月(成虫で越冬します)。分布は 北海道、本州、四国、九州。
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