2012夏、アブラゼミやっと現れる
今夏は、7月中にニイニイゼミは普通に現れて、元気よく鳴いていました。
しかし、例年なら聞こえたアブラゼミの声が全く聞こえませんでした。
どこかおかしいなと思っていましたら、8月1日、自宅の庭木にアブラゼミの抜け殻があるのが目にとまり、枝の茂みを揺すると1匹は”無言”で、そしてもう1匹はジジッと一声発して飛びたっていきました。
その翌日、今度は幼虫が地面に落ちていて、まだ生きていてわずかに肢を動かしてはいましたが、アリが群がっていて、もうダメの状態でした。
地上に出てきたものの羽化のために、しっかりつかまることが出来なくて落下し、そのまま羽化できなかったのでしょう。
そこで、夜間ウオーキングに行った公園の林をあらためてのぞいてみました。いましたね、アブラゼミの幼虫が。
幹を登っていくものや,羽化の場所を決めて動かなくなったもの、既に羽化の始まっているものなど、時の満ちるのを待って一斉に地上に現れた、という感じです。
(2012.8.3撮影)
翌日の日中に行ってみると、ニイニイゼミのニーッという大合唱はもちろん、ミンミンゼミ、アブラゼミ、そしてなんと、少ないもののツクツクボウシの”ツクツクボーシ”という声まで聞こえてきたのです。
その前日までには、日中にも聞いたことはなかったのですが。
”時”というものにはそれぞれの事情があったのでしょうけれど・・・・
行き帰り、早生の田んぼでは稲の穂が出そろい、農道の草むらからはエンマコオロギの鳴き声がして、季節は進んでいきますが、このところ雨らしい雨も少なく、ただひたすら暑い夏です。
連日のロンドン・オリンピック、日本選手の活躍も熱いですね。
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