カクムネベニボタル、キマワリ、その他不明甲虫の仲間3種
夏の間、林地や草地などで見かけた甲虫です。
●カクムネベニボタル(ベニボタル科):
林縁の擬木に止まっていた体長10mmほどの甲虫。類似しているアカハネムシではなく、カクムネベニボタルのようです。
前胸背板は前側が狭い台形で、極端な突起は無く、中央部が高まった中心線に縦溝が見えます。
また赤紫色の前翅と、発達した大きな触角があり、♂の触角は細長いクシの歯状に枝分かれしていますが(写真上)、♀のは短い鋸歯状です(写真下)。
花の蜜などを食べています。出現時期は5~8月、分布は本州、四国、九州。
●キマワリ( ゴミムシダマシ科 キマワリ亜科):
林地の舗装道路を忙しく歩き回っていました。写真は1枚しか撮れませんでしたので少し情報が不足していますが、「キマワリ」(ではないか)と思いました。
大きさ18mmほど。黒色で、上翅には筋があり、脚が長いゴミムシダマシの仲間です。
雑木林や、都市郊外でも普通に見られます。
出現時期は5~10月、分布は日本各地。
●ゴミムシの仲間:
草むらから這い出してきた大きさ2cmほどの甲虫。ゴミムシのようですが写真1枚しか撮れなくて、図鑑には似たものが多く、この写真だけでは名前は特定できませんでした。
●センチコガネの仲間:
林地の地面を這っていました。こちらも写真は2枚だけで、情報不足ですが、センチコガネの仲間のようです。
●不明の”ハナカミキリモドキ”の小さな甲虫:
庭にやって来た大きさ8mmほどの小さなカミキリムシ体型の甲虫で、とりあえず1枚撮ってから、近寄って撮ろうとしたらすぐ逃げられてしまいました。
1枚の不鮮明な画像ではなんともなりません。
(まず間違いと思いますが、Web図鑑なども参照して、何となく似ているかなと思った「キバネニセハムシハナカミキリ」(カミキリムシ科ニセハムシハナカミキリ属)、という長いややこしい名前の昆虫だとしたら、次の特徴があるようです。
大きさ5~8mmほどの、ハムシのような体型のカミキリムシで、前胸背と小楯板は黒く、翅鞘は黄褐色~赤みがかった茶色。
寄生植物はアカメガシワ、ヤマブドウ、ミズキなど。
出現時期は4~7月。分布は本州、四国、九州)
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