モンクロシャチホコ(羽化直後~)
クロモン モンクロシャチホコ(羽化直後):
夜、ニイニイゼミなどの抜け殻がたくさんくっついている樹の幹を、一見ずんぐりしたクリーム色のイモムシ風、しかし、イモムシではないものが、サササッと早い足取りで登っていました。
懐中電灯の光を当てると、ピタリと止まって動かなくなりました。萎縮したままの翅が見えました。
そこで、持合わせの携帯で写真に。出来の悪い画像です。
そのままじっとしていましたので、空気を吹き込んで膨らませた薄いポリ袋に入れると、ポリ袋の壁にとまって、翅がだんだん伸びていく様子が見えました。そのままお連れし、一晩玄関先でお泊まりしてもらいました。
朝、開けて見ると、もうすっかり一人前の姿で、なんと最初に見たのは既に面識のあるお方、クロモン モンクロシャチホコの、羽化直後のお姿だったのです。
突っつくと、早足でサササッと歩いて道路まで出ていきました。しかし飛ぶ気配はありません。
翌朝には姿はありませんでした。
クロモン モンクロシャチホコ(シャチホコガ科):(幼虫別名サクラ毛虫)
幼虫は別名が示すようにサクラの葉を食害する黒い毛虫で、公園のサクラに群がっているの見たことがあります。
成虫も、桜並木の下植えの植栽に止まっているのを観察していました。
成虫は大きさ(開張 )45mmほど、前翅は明るい灰黄色で、基部に紫黒色の紋があり、外縁部には同色の太い帯があります。
止まっている時は翅をぴったり合わせていますが、歩くときは開き気味になるので黒紋の特徴がよりはっきり見えます。
| 固定リンク
「昆虫」カテゴリの記事
- 三寒四温で進む春(2021.03.03)
- モンキチョウ(2021.02.22)
- ナナホシテントウ(2021.02.06)
- 越冬中のキタテハ(2021.01.28)
- ヤノナミガタチビタマムシ、フサヤスデの仲間(2021.01.14)
コメント