クロオビハナバエ、ツマグロキンバエ、アシナガバエ科の仲間
普通に見られるハエ仲間です。正体は良く分からないのもいます。
●クロオビハナバエ♀(ハナバエ科):
たまたまコンポストのフタに止まっていました。複眼が離れていますから雌のようです。
体長5~6mm。灰白色地の胸部の背に黒くて太い横帯があるので、この名前。
名前は「花蠅」でも、成虫は動物の死骸やゴミ箱に集まり、また幼虫はそれらを食べて育つということでハナバエの名にはそぐわない汚物に集まるハエの仲間です。
出現時期は4~9月、分布は本州、四国、九州。
●ツマグロキンバエ(クロバエ科):
ヤブガラシの花盤の蜜を熱心に舐めていました。他にも色々な花の上でよく見かけます。大きさ 6mmほど。”キンバエ”の名がありますが、汚物に集まるハエではなく、花に集まるハエの仲間です。
深緑色で、背中に丸みがあり、翅の先端(→褄)が黒くなったキンバエの意。
青緑色に輝く複眼に特徴的な筋模様があります。口器は長く突き出て花の蜜をなめるのに都合が良くできています。
なお複眼がくっついているのが♂、隙間があるのは♀です。
出現時期は6~10月、分布は本州、四国、九州。
●アシナガバエ科のハエの仲間:
体長5~6mmで、庭にもやって来たりして、葉の上を忙しく動き回り、時々止まっては土下座するような格好で何かを舐めている、そのような、どこでも普通に見かけられるハエの仲間です。
見た目は、足が長くて、金緑色に光る、細身の小さなハエです。
それでそのまま”アシナガキンバエ”、としてしまうとほとんど間違いらしいですが、専門的な詳細は分かりません。*
* http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/201107170000/
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