夏の姫川源流/親海湿原の昆虫他 ②イナゴ幼虫(褐色型)、ヒメギス(緑色型/褐色型)、ヤマアカガエル
暑さがおさまることのないままに8月も終わりますが、暦の上では天地始粛の侯で、「二百十日」となりました。時間だけは確実に流れていきます。
8月の湿原散策途上で見かけたバッタやカエルの記録です。
●イナゴ幼虫(イナゴ科)(褐色型):
ドクゼリの花の基部に隠れるように止まっていました。成虫を見かける時期は8~11月。
●ヒメギス(キリギリス科):
全身が黒褐色で、背中は緑色(緑色型)または褐色(褐色型)のものがいます。大きさは25mmくらいでキリギリスより一回り小さく、胸部の後方が白線でふちどられているのが特徴です。
腹端に長い産卵管を持つのが♀。翅は通常は短いですが、長いもの(長翅型)もいます。湿り気のある草原や水田・休耕田周辺、林縁、などで、草丈が低く開けた環境を好んで生息しています。植物の葉やほかの昆虫などを食べる雑食性です。
出現時期は6~9月、分布は日本各地。
・緑色型の♀
●ヤマアカガエル(あるいはニホンアカガエル?):
湿原に生えたシダの葉陰にいました。このアングルしか撮れませんでした。ニホンアカガエルとヤマアカガエルがいて、そのいずれかと思うのですが、両者の見た目はよく似ています。
Web上にも両者の見分け方として、目の後ろからのびる「背側線粒上隆条」で区別できると紹介されていますが、その判別に必要なアングルの写真が撮れていませんから、素人には判別が困難です。
そこで標高750mほどの”山地湿原“にいたから単純に「ヤマアカガエル」としました。間違っているかも知れません。
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