夏の姫川源流/親海湿原に咲く花 ②キンミズヒキとミズヒキ、クサレダマ、コオニユリ、コバギボウシ、サワギキョウ
夏の姫川源流/親海湿原に咲く花の続きです。
●キンミズヒキ(写真上)とミズヒキ(下):
・キンミズヒキ(バラ科)
長く伸びた花茎に小さな黄色い花がたくさん並んでいます。赤いミズヒキに対して黄色いので金水引と呼ばれています。花の見頃は7月中旬~8月。
・ミズヒキ(タデ科)
上から見ると赤く見え、下から見上げると白く見える花を紅白の水引に見立てた名前です。林地の日陰に生えます。花の見頃は8~10月。
●クサレダマ(草蓮玉)(サクラソウ科):
親海湿原にありましたが、もう花は終わっていました。はじめて名前を耳にしたときには“腐れダマ”かと思ったのですが。
なにしろ植物の中には酷い名前をつけられたものがありますよね。
山地の湿地に生える多年草で、マメ科の低木レダマに似た草の意。花の見頃は7月。
●コオニユリ(小鬼百合)(ユリ科):
鮮やかなオレンジの花が夏空に映えます。花の見頃は7月中旬~8月中旬。
●コバギボウシ(ユリ科):
山地の湿地に生える多年草で、葉の小さいギボウシ。紫色が濃く群生している時期には紫の帯のように見えます。花の見頃は7~8月。
●サワギキョウ(沢桔梗)(キキョウ科):
山間の湿地に生える多年草で、茎は枝分かれせずに直立して、90cmほどの高さになります。
花の色があざやかな紫色で、沢に多く生育するところからこの名があります。花の見頃は7月下旬~9月上旬。
(続く)
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