コバネイナゴ幼虫(褐色型)、ヤブキリ幼虫、ウスイロササキリなど
8月も下旬になりましたが、盛夏と変わらない熱い風が渡る草原で元気に暮らしている昆虫たち。
●コバネイナゴ幼虫(褐色型):
体がすっぽり包み込まれるほどにヨシの茂ったむせかえる暑さの草地を、その先の水辺に行くために通り抜けようとすると、一面、ばらまいたようにバラバラと跳ぶコバネイナゴの幼虫。
通常は、緑色をした幼虫が普通で、褐色型は例外的だそうです。が、なぜかその場所は”例外なく”褐色型ばかり。
●ヤブキリ幼虫:
林縁の草地にいたものです。写真上は♂、下2枚は♀。
●ウスイロササキリ(キリギリス科):
ヨシの草原にいました。”目が合うと“、止まっている葉の裏側や茎の反対側にクルッと回りこむのでなかなか撮れません。
枯れた茎の裏側にいるのを茎ごとゆっくり回してこちら向きにしてパチリ。すぐ逃げられました。
大きさ(腹端まで)は16mmほど、また翅の端までは32mmほど。体は明るい緑色で、長い触角と、腹端をこえる薄茶色の長い翅を持ったスリムな体型のササキリの仲間。
出現時期は6~10月、分布は日本各地。
●シオカラトンボ:
写真上は♀、下が♂。最もなじみ深いトンボですがずっと数は少なくなりました。
稲田の上を遊弋していたり、草原に止まっていたり。
●スグリゾウムシ(ゾウムシ科):
庭にもやってくる大きさ5mmほどのゾウムシ。
植物の葉や茎、またつぼみや花などいろいろな植物組織に丈夫な口吻で孔を穿ち、その中に卵を産み付けます。
孵化した幼虫はそのまま住み着いたり、虫こぶを形成したりして植物に被害を及ぼす困りもの。
出現時期は4~8月、分布は日本各地。
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