ギアナ高地・エンジェルフォールとガラパゴス諸島への旅(7日目)
前日に続く、7日目の記録です。
7日目:(モーニングコール6:15)
ホテルで朝食後、終日ガラパゴス諸島観光へ。
●プエルトアヨラの桟橋からボートに乗り換えてヨットに乗船します。ヨット(船名SEA LION号)と呼ばれていますが、クルーザーです。
・ノースセイモア島へ。
海底が隆起してできたわずかな面積の小島にドライランディングします。
●ノースセイモア島。
パロ・サントといわれる林の中にはアメリカグンカンドリやオオグンカンドリ、アオアシカツオドリなどの営巣地があります。
・見られた動植物:
(すべてガラパゴス固有種なので」種名には”ガラパゴス”が冠せられます)
鳥類としてはアメリカグンカンドリ、オオグンカンドリ、アオアシカツオドリ(足の青色が濃いほどメスにもてる!)、カッショクペリカン、アカメカモメ等々。
なお、カツオドリやカモメは海の中にダイブして魚を捕まえるため羽が濡れないよう分泌腺から出る油を塗っていますが、グンカンドリは油の分泌が少なく、海に飛び込むことができないため、魚を捕らえた他の鳥を襲い尻尾をつかんで吐かせたものを横取りすることで餌を得ているという無法者だそうです。
・動物ではアシカの親子、リクイグアナ、ウミイグアナ(海に潜れる唯一のイグアナ)、ヨウガントカゲなどが随所に間近に見られました。
なお、本日の観察から少し話がそれますが、元々はこのノースセイモア島にはリクイグアナは生息していなくて、バルトラ島から連れてこられたのだそうです。
そのためこの島ではリクイグアナの餌になるウチワサボテンの背が低いのです。というのは、元々からリクイグアナが生息しているサウスプラザ島などでは、ウチワサボテンはイグアナに食べられないように幹を木質化して背を高くするという進化をしてきたのだそうです。
そしてまた、そのような進化をしたサボテンのある島では、リクイグアナは爪がないためサボテンの幹をよじ登ることができず、サボテンの実を食べるためには実が落ちてくるのをひたすら待つしかありません。
それで、1本の大きな”サボテンの木”を縄張りとして、その下で生活をしているというのです。
この事実は翌日訪問したサウスプラザ島での観察でよくわかりました。
●ノースセイモア島のパロ・サントの茂みを出て海岸部に到着すると、体は小さいウミイグアナやアシカのコロニーが見られました。
出産後間もなく息絶えた、へその緒の付いた子供に涙を流しながら”目覚めなさい”と、つき添う母親の姿も。('組み写真 最下段の真ん中)
海辺にはどこでも、赤くきれいなカニ(Sally lightfoot crab)が群れていました。
観察後、ボートで船に戻り昼食。そしてウエットスーツに着替えて準備をした後、すこし移動
して、
●ラスバーチャス湾へ、そしてシュノーケリング。
白い貝殻で出来た白砂のビーチにウエットランディング。
砂浜の近くに小さな塩水の沼があり、数羽.のガラパゴス・フラミンゴが見られました。ここに定着していて移動はしないということでした。
ウミガメが産卵にくるというきれいなビーチでは(ホテルで借りた)ウエットスーツ、アシヒレなどつけて、初心者講習も含めたシュノーケリングタイムを楽しみました。
帰路はサンタクルス島の陸路をバスで縦断してプエルトアヨラまで帰り、町で切手など買い物をしてからボートでホテルへ。
夕食はホテル。 (ガラパゴス島泊)
(8日目に続く)
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