ホソヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、ツマキヘリカメムシ、ホオズキカメムシ、クサギカメムシ
近くで普通に見られるカメムシ。これまでも繰り返し登場しています。
●ホソヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科):
クズの葉にいた茶色で、がに股の後脚が長く、体型はスマートなカメムシ。体長14~17mm。エンドウ、インゲン、ダイズなどを食害します。
出現時期は4~10月、分布は北海道、本州、四国、九州。
●ホソハリカメムシ(成虫/幼虫)(ヘリカメムシ科):
草地のイネ科雑草に、幼虫と共にいました。成虫の体長10mmほどで、前胸背側角は黒色で側方に尖って突き出しています。イネ科・ヒエ科植物に集まります。
出現時期は4~10月。分布は日本各地。
●ツマキヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
カゴに止まっていました。体長9mmほど。全身、地味な光沢のない黒褐色で、触角先端は橙色。腹部後方の幅が広くなっていて、運動靴の底敷きの様な体型。スイバやギシギシ、キイチゴなどの汁を吸っています。
出現時期は5~10月、分布は本州、四国、九州 。
●ホオズキカメムシ(ヘリカメムシ科):
空き地の草むらにいました。体長16mmほど。濃茶色で、後脚は太く、腹部側面に縞模様があるカメムシ。体表面に細かい短毛が生えています。
ホオズキやヒルガオ科の植物がはえる草地などに見られます。サツマイモ、トマト、ナスなどにもつく害虫。
出現時期は6~8月。分布は本州、四国、九州。
●クサギカメムシ(2齢幼虫と成虫)(カメムシ科):
2齢幼虫はノリウツギの花についていました。成虫は庭にやってきたものです。体長16mmほどで、細かいまだら模様のある暗褐色。
最も普通に見られ、また臭いので嫌われるカメムシのひとつ。
クワ、クサギなどにつき、モモ、ウメなどの果実も食害します。晩秋、人家に入りこんで冬を越すこともあります。
出現時期は4~11月、分布は日本各地。
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