ツユクサ/ケツユクサ、種
道端や草地などいたるところにごく普通に生える1年草。いつの間にか庭にも生えてきます。畑などの農地では強害雑草あつかいです。
ちぎった茎を水につけておくと簡単に発根して、すぐに枯れたりはしません。
夏から秋にかけて二枚貝のような貝殻状の苞葉に包まれて青い花をつけます。花は数日おきに1個ずつ花柄をのばし、苞葉の外に出て咲きます。
近くに咲いている花にはカンガルーの耳のような形のものと、
コアラの耳のような形の花の群落があります。こちらは苞に毛が生えていますので、「ケツユクサ」と呼ばれています。
(写真下段右)(なおカンガルー型の苞には毛はありません。写真下段左)
ツユクサの花の色や形、葉の様子などには変化が多く、様々な品種の報告がされています。花期は6~10月。
群生している株の苞葉を開いてみると、新鮮な緑色のものでは(当然)まだ果実ができていないものから、出来てもはじけていないもの、
また、茶色になりかけた苞葉には、手で押すと果実の皮が割れて黒くなった種が転がりだすものもあり、
すっかり茶色になった苞葉では、果実の皮がはじけて飛びだした種が一部残っているものから、すべてこぼれ落ちて空っぽのものまで色々でした。
ともかく、降っても照っても丈夫な草です。
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