テナガエビ
月遅れの記事になりました。
猛暑日の続いた8月下旬、かんかん照りの池のほとりに広げたビーチパラソルの下で釣り糸を垂れている暇人と、デジカメをぶら下げている暇人オヤジ二人の会話。
“ナニ撮ってる、トンボ?・・・撮れたかい”。
“いやなかなか。近寄るとすぐ逃げられるし、とまると撮りにくい位置だし”。
“釣れますか”。
“いや、ダメだよ”。
“トンボがウキに止まって邪魔して困るよ。魚のアタリが分からなくなって”。
“昨日も竿をあげてみると、ぶら下がってきたのはテナガエビ。餌を突っついて獲ってしまう邪魔者なんだ”。
“テナガエビ?そんなもの、ここにいるんですか”。
“ホラ、そこに転がっているのが、昨日釣れた奴だよ”。
丸一日、天日干しになった、はじめて見るテナガエビ。体長10cm以上はあったでしょうか。長い大きなハサミは第2胸脚だそうで、左右不対称の場合、大きい方のハサミを大鉗脚(かんきゃく)、小さい方のハサミを小鉗脚と呼ぶこともあるそうです。
日中は水深のあるところにいて、水際の見えるところにはこないとのこと。それでも日中水際に生えている草の根元を網でがさがさやれば簡単にとれる、と教えられて、後日、エビ掬いに行ってみました。
その時にも、ひからびたテナガエビの残骸が転がっていました。
いとも簡単にとれたのは、体長2~3cmほどの小エビばかり。この時期たくさんいるようです。
水を入れた容器から出して写真を撮っている数分間、ぴょんぴょん跳ねていましたが、池に戻すと素早く深みに消えていきました。
日本には3種類のテナガエビが生息しているそうです。素人には今回見かけた/捕れた種類は分かりませんので、単純にテナガエビとしました。
参考:
日本(北海道を除き、本州、四国、九州)には①テナガエビ、②ミナミテナガエビ、③ヒラテテナガエビ3種類のテナガエビが生息しています。それぞれについてわかりやすい記事がありました。(→http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3594/column/tenagaebi_miwake.html:ハイパーリンクは設定していません。ご覧になるにはお手数ですがURLをコピーして、ブラウズ・ソフト(インターネット・エクスプローラーなど、)に貼り付けてアクセスして下さい。)
こちらも参考になりました。:川エビ雑話(→http://www.geocities.co.jp/Outdoors/7766/kawaebi/kawaebizatuwa.html)
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