ヌマガエル
10月中旬、渡良瀬遊水地の植物観察会に出かけた際に、湿地で、茶褐色の背中がずんぐり盛り上がった見慣れないカエルを見つけました。
大きさはトノサマガエルくらいで、あまり大きくはありません。
遠くから1枚しか撮れませんでしたので、情報量が少ないのですが、Webで画像検索の結果、ヌマガエルと判断しました。
ヌマガエルはもともと西日本に棲むカエルということですが、現在は関東地方にも生息の情報がありました。
ヌマガエル:
国内の自然分布は本州(中部以西)・四国・九州など。しかし過去10年ほどの間に、国内移入分布として、従来見られなかった関東地方〔千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県(房総半島・利根川・渡良瀬川流域)、また神奈川県横浜市、東京都足立区・江戸川区等〕にも生息が認められているようです。
人為分布と考えられていますが、日本のカエル類の中で、近年の侵入が最も頻繁に生じている種とのことで、生息分布域が重複するトウキョウダルマガエルなどの在来カエル類と競合する可能性もあり要注意のようです。近所では見かけたことはありません。
●記事には無関係の写真です。
やはり今月中旬、散歩コースの草原に一羽のセキセイインコがいるのを見かけました。鳥カゴから”逸脱”したのでしょうか。
広い草原の上空を悠々と飛び回っては時々地面に下りて、こぼれ落ちている草の種をついばんでいる様子でした。
昔、野生化したインコの群れが野原を飛び回っているニュース報道の映像を見た記憶があります。
今回は一羽だけですから、群れを作りようもなく、また野原に餌が乏しくなる冬はどうして過ごすのか心配になります。
すっかり野生の本能を取りもどしていれば、飛べばさほど遠くもない動物園の鳥舎くらいはすぐに見つけるかも知れません。
| 固定リンク
「動物」カテゴリの記事
- 今朝の残月/カラス(2021.02.09)
- 何事もなく終わる11月の自然の片隅で;半影月食を伴う満月(2020.11.30)
- カナヘビの子供(再び)(2020.08.13)
- アマガエル、クサギカメムシ4齢幼、カナヘビ子供など(2020.07.30)
- トクサオカチョウジガイ(2020.07.24)
コメント