ワタラセツリフネソウ
ワタラセツリフネソウ(ツリフネソウ科):
渡良瀬遊水地に自生の個体が、2005年9月21日に日本植物学会で新種として発表されました。
( http://www.ryomonet.co.jp/mo/mo/ )
それまではツリフネソウとして区別はされていませんでしたが、外観や遺伝子レベルでも違いが認められて、2009年新種として登録されています。
草丈は50~80cm。
ワタラセツリフネソウの小花弁は先端が萎縮して黒くなっています。わかりやすい特徴の一つです。
果実の鞘は指でつまむとホウセンカのようにはじけて、タネが飛びだしてきます。(熟すと自然にはじけてタネを飛ばしますが)。
タネの形にも特徴があります。
花期は8~11月。分布は関東平野の湿地や水辺。(撮影は2012.10.11、渡良瀬遊水地・観察会)
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コメント
兵頭様
拙ブログ”クロモンシャチホコ(羽化直後~)”記事の間違いご指摘、ありがとうございました。
”モンクロ”に訂正いたしました。お礼申し上げます。
投稿: クロメダカ | 2012年11月27日 (火) 14時33分
クロモンシャチホコ(羽化直後~)締め切られていましたので、。
私が良くやる間違いですが、モンクロシャチホコのと勘違いかと思います。
投稿: 兵頭幸男 | 2012年11月26日 (月) 13時57分
kinさんコメントありがとうございます。動くことが出来ない植物の種まき戦略、色々ありよく出来ているなあと感心します。
オニグルミが1本だけ散歩コースの堤防水際に自生していて、枝を川面に張り出しています。毎シーズンそれなりの実をつけ(誰も採りませんが)やがて熟すと川に落ちて流れに乗り、たどり着いたところで発芽し増える、ということです。この樹もそうなのでしょうね
kinさんblg.ヒメグルミ、見たことがありません。やはり海はいいですね。
投稿: クロメダカ | 2012年10月31日 (水) 19時30分
浜を歩くと名も知らない種子をよくみかけます。
弾けて種子を飛ばすものあれば海を漂って散布する
種子もあって植物の戦略に感心します。
投稿: kin | 2012年10月31日 (水) 17時27分